2025年11月26日

糸リフトでリフトアップを検討していても「どれくらい効果が続くのか」「すぐ戻ってしまわないか」と迷いが生まれやすいものです。
特に初めての方は、どの程度の効果期間(持続期間)を想定すればよいのか判断しにくいと感じる場面も多いのではないでしょうか。
実際の持続期間は、肌質・脂肪量・生活習慣などの個人差によって変動します。
また、糸が体内でゆっくり吸収される「溶解期間」とリフトアップ効果やハリ感を実感できる「効果期間」は一致しない点も押さえておきたいところです。
この記事では、糸の種類ごとの効果期間の目安や効果が短く感じやすい理由、長持ちさせるための実践ポイントを、医師の見解とともに整理しています。
自分に合う糸リフトの選び方や無理のないメンテナンスのタイミングを把握したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
糸リフトの実際の効果期間はどれくらい?

糸リフトでは、体内でゆっくりと吸収される溶ける糸(吸収糸)が使われます。
まずは混同しやすい「糸が溶ける期間」と「効果が続く期間」の違いを整理しておきましょう。
- 溶解期間:糸そのものが体内で分解・吸収されるまでの時間(=持続期間)
- 効果期間:糸による引き上げ効果や、糸の刺激で増えたコラーゲンによるハリ感が続く時間
糸は時間をかけて体内でゆっくりと溶けていきますが、見た目の変化の「効果期間」と「溶解期間」は必ずしも一致しません。
糸が存在しているあいだに周囲の組織が刺激され、コラーゲンやエラスチンが産生されることで、糸がほぼ吸収されたあとも「肌のハリが前より保たれている」と感じるケースもあります。
| 糸の種類 | PDO | PCL | PLLA | PLACL |
|---|---|---|---|---|
| 特徴 | 糸自体に柔軟性があるため、部位を問わず幅広く使える | 吸収速度がゆるやかで効果期間が比較的長いため、施術の回数を抑えたい方にも◎ | 強いリフトアップ効果があるが、引き上げすぎると引きつれの原因になる場合がある | しなやかさがあるので強度があるわりに引きつれを感じにくい |
| 溶解期間 | 半年~1年 | 2年 | 2年 | 1年半~2年 |
| 効果期間 | 1年~1年半 | 2~3年 | 1年半~2年 | 2~3年 |

【医師コメント】
糸リフトの効果は、糸の種類だけで決まるものではありません。肌質や脂肪量、たるみの程度、施術後の過ごし方などによっても効果期間に差が出ます。
そのため、表に示した期間はあくまで平均的な目安と捉えていただき、実際には担当医と相談しながらご自身に合ったメンテナンス間隔を決めていくことが大切です。
糸リフトの効果が短くなる理由
糸リフトの効果が短くなる理由は、主に以下の5つです。
- 肌質・皮下脂肪量の影響:脂肪が多い・皮膚が硬い
- 年齢・たるみの進行度:皮膚の弾力低下が強い
- 表情筋の動きやクセ:食いしばり・大きく笑う
- ダウンタイム中の過ごし方:横向き寝・強いマッサージ・摩擦
- 生活習慣:睡眠不足・喫煙・紫外線ダメージ など
糸リフトの持続力は使われる糸そのものだけではなく、土台となる皮膚や脂肪の状態によって左右されます。
皮膚が硬い場合は糸が食い込みにくく、固定が弱まりやすくなります。
また、たるみが進行している方は皮膚の弾力が低いため、リフトアップが長く保ちにくい傾向があります。
食いしばりや笑い方のクセが強い方は日常的な筋肉の動きで糸に負担がかかり、ゆるみを感じる時期が早まることもあります。
施術直後に横向き寝や摩擦が続くと、糸がまだ安定していない段階で余計な力が加わり、効果が短く感じられる原因になります。
さらに、紫外線や喫煙、睡眠不足といった生活習慣はコラーゲンの分解を促すため、糸の刺激で生まれたハリが維持しづらく、結果として効果の持続に影響してしまいます。

【医師コメント】
皮下脂肪が多い方は、まず脂肪溶解注射やダイエットで土台を整えてから糸リフトを行うとリフト効果が安定しやすくなります。
逆に、極端に痩せていて皮膚が薄い場合は、別の施術を併用したほうが良いケースもありますので、診察のうえで適応を見極めることが大切です。
糸リフトの効果が切れてきたサイン

糸リフトの効果はある日を境に突然ゼロになるわけではなく、少しずつ緩やかに薄れていくのが一般的です。
次のような変化が重なってきたら「そろそろ効果が落ち着いてきたかな」と考える目安になります。
- 以前よりも、フェイスラインや頬の位置が徐々に元に戻ってきたように感じる
- メイクをするとき「前よりリフトアップ感が弱くなった」と思う瞬間が増えてきた
- 鏡を見たときに「少し老けたかな?」と感じるタイミングが増えてきた
- 施術直後に感じていたハリや弾力が、だんだん穏やかになってきた
こうしたサインが気になり始めたら、すぐに再施術が必要というわけではありませんが、一度カウンセリングで現状を確認してもらいましょう。
たるみの戻り具合やライフイベントの予定を踏まえながら、次のメンテナンス時期を医師と一緒に検討していくとよいでしょう。
糸リフトの効果を長持ちさせる方法
糸リフトの仕上がりを安定させるためには、施術後の過ごし方や肌環境の整えることが欠かせません。
特に糸が馴染むまでの初期期間は、日常のちょっとした習慣の影響が出やすい時期です。
ここからは、効果をできるだけ長くキープするためのポイントを解説します。
施術後の生活習慣を整える

効果をできるだけ長くキープするためには、施術直後の数週間を「糸にやさしい生活」に整えることが重要です。
特に施術後〜3週間ほどは、以下のような点に気をつけましょう。
- 大きく口を開ける動きを控える(大きなあくび、硬いものを無理に噛むなど)
- 顔を強くこするクレンジングやマッサージを避ける
- うつ伏せ寝・横向き寝をできるだけ減らし、仰向けで寝る習慣を意識する
肌の乾燥・紫外線ダメージを防ぐ

糸リフトの効果を支えるのは、皮膚そのものの状態です。
乾燥が進むとキメが乱れて小ジワやたるみが目立ちやすくなるため、保湿ケアで皮膚の柔軟性を保つことが大切です。
また、紫外線はコラーゲンを分解し、ハリ低下やたるみの進行を早める要因になります。
日中は季節を問わず、基本的な紫外線対策を続けることで、糸リフトの効果を後押しできます。
メンテナンス施術を組み合わせる

糸リフト後2ヶ月ほど経ってからHIFU(ハイフ)などのたるみ治療を追加すると、肌の土台となる深層部を引き締めるサポートになり、フェイスラインのシャープさをキープしやすくなります。
ただし時期や内容によっては糸に負担をかけてしまうこともあるため、必ず担当医に時期と組み合わせの可否を相談したうえで計画しましょう。
実績が豊富な医師に定期的にメンテナンスしてもらう

糸リフトは「やればやるほど良い」という施術ではありません。
状態を見ながら適切なタイミングで再施術を行い、たるみの進行を緩やかにしていくメンテナンスを行いましょう。
回数ではなく「どのタイミングで、どの程度の変化を加えるか」が自然なフェイスラインを叶えるポイントです。
症例経験が豊富な医師であれば、以下のような点も含めてアドバイスしてくれます。
- 今の状態で本当に糸が必要なのか
- 何本程度でどのくらいの変化が見込めるのか
- 別の施術のほうが合っているのか

【医師コメント】
糸リフトは、無理に頻度を上げれば良いというものではありません。状態が落ち着いていないのに再施術を重ねると、かえって不自然さにつながる場合もあります。
毎回「いま本当に必要かどうか」を医師と一緒に確認しましょう。適切なタイミングでメンテナンスしていくことが、長い目で見て自然な若々しさにつながります。
効果を感じやすい人と感じにくい人の特徴
糸リフトは同じ本数・同じ糸を使っても「しっかり効いた」と感じる方と「思ったほど変化を感じない」と感じる方がいる施術です。
その違いには、いくつかの要素が関わっています。
【効果を感じやすい人の特徴】
- 頬やフェイスラインに適度な脂肪量がある人
- 皮膚にある程度の柔軟性とハリが残っている人
- 二重あごやフェイスラインの“もたつき感”が主な悩みの人
このようなタイプの方は、糸で持ち上げる土台があり、かつ皮膚がある程度動きやすいため、リフトアップの変化が見た目に出やすい傾向があります。

糸の種類:プライム(次世代PDO)
施術説明:コグという棘のついた医療用の吸収糸を使用し、メスを使わず皮膚のたるみを改善し、輪郭を引き上げる治療です。
症例 :20代/女性
価格:¥102,000/6本
副作用・リスク:
・腫れ、浮腫が2~3日程度続くことがある
・皮膚の凸凹が数週間~1ヶ月程度続くことがある
・ごくまれに感染や神経障害が起こることがある
備考:効果には個人差があります。同様の効果を保証するものではありません。

糸の種類:プライム(次世代PDO)
施術説明:コグという棘のついた医療用の吸収糸を使用し、メスを使わず皮膚のたるみを改善し、輪郭を引き上げる治療です。
症例 :30代/女性
価格:¥136,000/8本
副作用・リスク:
・腫れ、浮腫が2~3日程度続くことがある
・皮膚の凸凹が数週間~1ヶ月程度続くことがある
・ごくまれに感染や神経障害が起こることがある
備考:効果には個人差があります。同様の効果を保証するものではありません。
【効果を感じにくい人の特徴】
- 脂肪が多すぎて重たい、もしくは逆に脂肪がほとんどなく痩せている人
- 皮膚が硬く、伸びにくい・柔軟性が乏しい人
- たるみがまだ軽度で「変化の前後差」が分かりづらい
- 「10歳若返りたい」など、期待値が極端に高い人
こうしたケースでは、糸だけで理想の変化を出すのが難しかったり「他人から見れば変化しているが、自分では物足りない」と感じやすかったりします。
そのため、医師が肌質や骨格、たるみの程度をしっかり診たうえで適応を判断することが不可欠です。
ただし、利益を優先するクリニックの場合、適応が十分でないにもかかわらず施術を勧められるリスクもゼロではありません。

【医師コメント】
糸リフトが向いているかどうかは、実際にお顔を拝見してみないと判断が難しい部分があります。適応でないのに無理に糸を入れても、満足いく結果にはつながりません。
診察のうえで「今は別の治療のほうが良い」「まだ何もしなくて大丈夫」とお伝えすることも、医師の大切な役割だと考えています。
糸リフトの効果に関するよくある質問

Q:糸リフトは金ドブって本当?意味がないの?
適切な症例に、適切な本数とデザインで行えば、糸リフトはたるみ予防やフェイスラインの引き締めに有用な選択肢のひとつです。
ただし、以下のようなケースでは「思っていたのと違った」という後悔につながりやすい傾向にあります。
- 適応でないのに勧められた
- やりすぎて不自然になった
- ダウンタイムや生活制限について十分な説明がなかった
その結果として「金ドブ」と感じてしまうことがあります。
大切なのは、ご自身の悩みと期待値に合っているかどうかを、事前のカウンセリングでしっかり確認することです。
Q:強く引き上げると糸リフトの効果は長持ちする?
一時的に強く引き上げれば、確かに変化した感じは出やすくなります。
しかし、過度なテンションでのリフトアップは、持続性の面でも必ずしも有利とはいえず、以下のようなリスクにつながるケースもあります。
- 糸にかかる負担が大きくなり、緩みが早く出る
- 皮膚や脂肪が引きつれて、不自然な表情や凹凸が目立つ
- ダウンタイムが長引く
結果として、早期の修正や再施術が必要になることもあり「長持ちどころか負担が増えた」というケースもあります。
適切なテンションで自然な範囲にとどめることが、長期的に見ると満足度の高い結果につながります。
Q:本数を多くすれば糸リフトの効果は長持ちする?
糸の本数を増やせば、その場のホールド力は高まりますが「多ければ多いほど長持ちする」というわけではありません。
必要以上に本数を増やすと、以下のようなデメリットも増えがちです。
- 皮下組織への負担が大きくなる
- 糸同士が干渉して、凹凸や違和感の原因になる
- 修正が難しくなる
効果期間を伸ばすうえで重要なのは「本数を増やすこと」ではなく「適切な位置に技術力のある医師に入れてもらうこと」です。
Q:糸リフトの効果期間には何が影響する?
糸リフトの効果期間には、以下のような要素が関わっています。
- 糸の種類・本数・デザイン
- 施術を行う年齢やたるみの程度
- 皮膚・脂肪・骨格のバランス
- 施術後の生活習慣(睡眠・喫煙・紫外線・表情のクセ など)
同じ糸・同じ本数でも、生活習慣やダウンタイムの過ごし方によって体感できる期間には差が出ると考えておくとよいでしょう。
Q:糸リフトの効果を長持ちさせるダウンタイムの過ごし方はある?
はい、あります。
施術直後〜数週間は、糸に負担をかけない生活を意識することで、リフトラインが安定しやすくなります。
- 横向き・うつ伏せ寝を避け、仰向け寝を心がける
- 顔を強くこするクレンジングやマッサージを控える
- 激しい運動や大量飲酒を控え、血流を上げすぎないようにする
Q:糸リフトのコラーゲン生成の効果が持続する期間はどれくらい?
糸リフトによって刺激されたコラーゲン生成は、数ヶ月〜1年程度かけて徐々に落ち着いていくといわれています。
個人差はありますが、糸が存在している期間に集中的に産生が高まり、その後は通常の新陳代謝のサイクルに戻りながら、ゆっくりと変化していくというイメージです。
「ハリが出た感覚」が完全になくなるというより、少しずつ元の状態に近づいていくと考えるとよいでしょう。
Q:短期間で糸リフトの効果がなくなったと感じることはある?
残念ながら「数ヶ月でほとんど変化を感じなくなった」と感じる方がいるのも事実です。
その背景には、次の要因が考えられます。
- もともとのたるみが強く、糸だけでは追いつかなかった
- 皮下脂肪が多く、重さに負けてしまった
- ダウンタイム中の負荷が大きく、糸の固定が安定する前に緩んでしまった
- 期待値が高く、現実の変化とのギャップが大きかった
このような場合は施術前の適応判断やデザインの見直しが必要になるため、早めに担当医に相談しましょう。
必要に応じて別のアプローチ(脂肪溶解注射やHIFU、スキンケアの見直しなど)を検討してみてください。
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無理な勧誘やアップセルはなく、ご自宅でじっくり検討していただくことを推奨しております。
また、診察の結果、施術が不要と判断した場合はその旨を率直にお伝えします。
本数を増やすよりも、医師の技術力とデザイン性で効果を引き出すことを重視しており「自然に変わりたい」「バレずに整えたい」という方にこそ適したクリニックだと自負しております。
* 2022年4月~2025年11月現在