2026年5月09日

近年、男性でも美容医療を取り入れる方が増えており、スキンケアや医療施術は「特別なもの」ではなくなりつつあります。
その中でもフェイスラインやほうれい線の改善を目的に、糸リフトを検討する男性も増えています。
一方で「糸リフトは女性向けでは?」「男性は皮膚が厚いから意味がない」と聞いて施術に疑問を持つ方も少なくありません。
本記事では、メンズ糸リフトの効果や持続期間、必要本数、ダウンタイムまで医師のコメントとともに網羅的に解説。
施術の仕組みを理解したうえで、ご自身にとって適した選択かどうか判断できる基準をご提示します。
「男性は皮膚が厚いから効果がない」は本当か?
男性の皮膚は女性と比較して厚みがあり、皮脂量やコラーゲン密度も高い傾向があります。
また、表情筋の力も強いため、若いうちはたるみが目立ちにくい特徴があります。
しかしその一方で、「たるみが目立ちにくい=進行していない」わけではありません。
実際には水面下でたるみが進行し、あるタイミングで一気にフェイスラインの崩れとして現れるケースも多く見られます。
また「男性は皮膚が厚いから効果がない」というのは誤った思い込みです。
確かに皮膚の厚みや筋肉の強さから、適切な本数や挿入の深さを調整する必要はありますが、それは技術的な問題であり「意味がない」ということにはなりません。
こうした特徴を踏まえると、男性においても糸リフトは十分に意味のある施術です。
特に、ほうれい線やフェイスラインのたるみといった部位では効果を実感しやすい傾向があります。

【医師コメント】
SNS等では「男性に糸リフトは意味がない」といわれがちですが、適切な本数と挿入技術があれば、男性でも十分に効果は出ます。
ただし、女性と同じ設定では不十分なことも多く、男性の皮膚の厚みや筋力に応じたアプローチが必要です。「意味がない」のではなく「男性に対応した経験がある医師かどうか」が結果を左右します。
メンズの糸リフトで得られる効果
メンズの糸リフトで具体的にどのような効果が得られるのか、またどのような方に適しているのかをご紹介します。
フェイスラインの引き締め・リフトアップができる

糸リフトは、たるんで丸みを帯びてきたフェイスラインに糸を挿入し、皮下組織を物理的に引き上げることでシャープな輪郭を取り戻す施術です。
男性の場合、皮膚が厚い分だけ糸の本数や挿入の深度を工夫する必要がありますが、適切な設計ができていれば、女性と同様の引き上げ効果を期待できます。
また、糸の素材そのものがコラーゲン生成を促進する作用を持つため、皮膚のハリが改善し、フェイスラインが整う効果も加わります。
ほうれい線やマリオネットラインに対しても糸リフトは有効で、口角や頬の皮膚を引き上げることで、深くなったシワを目立ちにくくできます。
将来的なたるみ予防としての役割
糸リフトは、すでに現れたたるみを改善するだけでなく、予防的な目的で行う意味もあります。
30〜40代でまだたるみが軽度なうちに施術を行うことで、たるみの進行を緩やかにする効果が期待できます。
糸は皮下組織を支えながら溶けていく過程でコラーゲンの生成を促します。
これにより、施術後も皮膚そのものの土台が整い、長期的なエイジングケアにつながります。
「まだそこまでひどくないけど、予防としてやってみたい」という方も徐々に増えています。
見た目の印象に清潔感や若々しさが出る

フェイスラインが整うと、清潔感・若々しさといった第一印象が大きく変わります。
特にビジネスシーンや人前に立つ機会が多い方にとって「老けて見られない」ことは自信にもつながります。
フェイスラインを切開する「切開リフト」と違い、糸リフトはダウンタイムが比較的短く、周囲に気づかれにくい変化が得られる点も男性に選ばれやすい理由のひとつです。
糸リフトが向いている人の特徴
- 40代以降でフェイスラインが気になり始めた方
- ほうれい線・マリオネットラインが目立ってきた方
- 切らずにたるみをケアしたい方
- 予防目的で早めに始めたい方
メンズ糸リフトの費用相場
糸リフトの費用は、使用する糸の種類・本数・クリニックによって大きく異なります。
糸の素材によって持続期間や特性が異なるため、費用だけでなくご自身の状態や目的に合った糸を選ぶ必要があります。
| 糸の種類 | PDO | PCL | PLA | PLACL |
|---|---|---|---|---|
| 費用相場 | 1~5万円/1本 | 2~4万円/1本 | 3~10万円/1本 | 2~6万円/1本 |
| ノア美容クリニックでの価格(税込) | 17,000円/1本 | 22,000円/1本 | 取扱いなし | 28,000円/1本 |
費用を見る際に注意したいのは、「1本あたりの単価」だけを比べても意味がないという点です。
必要な本数はたるみの程度や皮膚の状態によって異なり、本数が変われば総額も大きく変わります。
また、糸の質・医師の技術力・アフターケアの充実度なども、満足度に直結する重要な要素です。
「安ければよい」ではなく、本数・糸の質・医師の技術力を総合的に判断したうえでクリニックを選んでください。
糸リフトの効果はどれくらい持つ?糸の種類と本数
糸リフトの持続期間は、使用する糸の種類だけでなく、本数や施術の設計によっても大きく変わります。
ここでは、糸の種類ごとの持続期間の違いと本数が持続力に与える影響、さらにたるみの状態に合った糸の選び方について解説します。
糸の種類で持続期間は異なる
糸リフトの効果は半永久的なものではなく、使用する糸の素材によって溶ける速度が異なります。
持続期間と特徴を以下の表に整理します。
| 糸の種類 | PDO | PCL | PLA | PLACL |
|---|---|---|---|---|
| 持続期間 | 半年~1年 | 1年~2年 | 1年半~2年 | 1年半~2年 |
| メリット | 柔軟性があり、なじみやすいため初めての方にも向いている | 柔軟性と持続力を両立している | 硬めの性質で、皮膚の厚い部位でもリフトアップしやすい | PCLの柔軟性とPLAの強度を組み合わせた複合型 |
| デメリット | 他の糸と比べて吸収が早い | 重いたるみには効果が限定的になりやすい | 硬さゆえに違和感や引きつれが出やすい場合がある | 重いたるみには限定的で、費用も高めになりやすい |
本数でも持続力は変化する
男性は皮膚が厚く、皮下脂肪の量や筋肉の強さから、女性よりも多くの本数が必要になるケースがあります。
本数が増えることで、1本あたりにかかる引き上げの負荷が分散され、糸への負担が軽減され、結果として持続力が高まる傾向があります。
ただし「本数が多ければ多いほどよい」というわけではありません。
過剰な本数は不自然な仕上がりや、引きつれ・非対称といったリスクを高めることもあります。
少ない本数であっても、引き上げの方向や挿入の深さを適切に調整することで、十分な持続力と自然な仕上がりを実現できます。
糸の種類と本数の決め方

適切な糸の種類と本数は、医師の診察・診断によって決まります。
たるみの程度・皮膚の厚み・組織の質・希望する変化の大きさなどを総合的に評価したうえで、最適な設計を行うのが基本です。
なお、美容医療は自由診療のため、同じ状態であってもクリニックによって提案本数や費用に差が生じることがあります。
「無理に本数を減らして安く済ませる」と、引きつれなど不自然な仕上がりになることもあります。
ただし、必要以上の本数を勧めるクリニックも存在するため、複数のクリニックでカウンセリングを受け、提案内容を比較してみてください。
糸リフトのダウンタイムはどれくらい?仕事や日常生活への影響
糸リフトの施術後に現れる主な症状と、それぞれが落ち着くまでの目安は以下の通りです。
- 腫れ・むくみ:施術後1〜3日がピークで、その後徐々に落ち着く
- 内出血:糸を挿入した部位に青みが出ることがあるが、1〜2週間で改善
- 引きつれ感・違和感:皮膚を引っ張られるような感覚が続くが、2〜4週間でなじむ
- 痛み・圧痛:触れたときの痛みはあるが、時間とともに自然に軽減
症状の出方には個人差がありますが、3〜5日ほどで目立ちにくくなり、1週間前後でほぼ普段通りの日常生活に戻れるケースが一般的です。
傷口や腫れが出る部位はマスクや髪型でカバーしやすい部位でもあるため、連休前後に施術のタイミングを合わせることで、周囲に気づかれずに過ごすことも十分可能です。
ビフォーアフターでみるメンズの糸リフト症例
症例① 20代男性の糸リフト症例

糸の種類:プライム(次世代PDO)+鼻翼基部ヒアルロン酸(ニューラミスディープ)
施術説明:コグという棘のついた医療用の吸収糸を使用し、メスを使わず皮膚のたるみを改善し、輪郭を引き上げる治療です。
症例 :20代/男性
価格:糸リフト ¥102,000/6本 + ヒアルロン酸 ¥30,000/1㏄
副作用・リスク:
・腫れ、浮腫が2~3日程度続くことがある
・皮膚の凸凹が数週間~1ヶ月程度続くことがある
・ごくまれに感染や神経障害、血管塞栓が起こることがある
備考:効果には個人差があります。同様の効果を保証するものではありません。

【医師コメント】
口横〜フェイスラインのもたつきを糸リフトで引き上げ、鼻翼基部へのヒアルロン酸で中顔面の凹み感を補正しました。
輪郭の余白感が減り、口元の重たさを軽減することで、よりシャープで洗練された印象に仕上げています。
症例② 30代男性の糸リフト症例

糸の種類:プライム(次世代PDO)
施術説明:コグという棘のついた医療用の吸収糸を使用し、メスを使わず皮膚のたるみを改善し、輪郭を引き上げる治療です。
症例 :30代/男性
価格:¥102,000/6本
副作用・リスク:
・腫れ、浮腫が2~3日程度続くことがある
・皮膚の凸凹が数週間~1ヶ月程度続くことがある
・ごくまれに感染や神経障害が起こることがある
備考:効果には個人差があります。同様の効果を保証するものではありません。

【医師コメント】
PDOスレッド6本で、口横〜フェイスラインのもたつきを自然にリフトアップしました。
下顔面をシャープに整えることで、自然な清潔感と引き締まった印象に仕上げています。
症例③ 50代男性の糸リフト症例

糸の種類:プライム(次世代PDO)6本+プレミアム(PLACL)2本
施術説明:コグという棘のついた医療用の吸収糸を使用し、メスを使わず皮膚のたるみを改善し、輪郭を引き上げる治療です。
症例 :50代/男性
価格:¥164,000/8本
副作用・リスク:
・腫れ、浮腫が2~3日程度続くことがある
・皮膚の凸凹が数週間~1ヶ月程度続くことがある
・ごくまれに感染や神経障害が起こることがある
備考:効果には個人差があります。同様の効果を保証するものではありません。

【医師コメント】
加齢に伴う口横のもたつき感やフェイスラインの下垂に対して、PDOスレッド6本+PLACLスレッド2本を組み合わせてリフトアップを行いました。
口角外側からフェイスラインにかけてのボリューム位置を調整しながら、下顔面全体の重心を上方向へ補正。男性らしい骨格や渋さは残しつつ、疲れて見える印象を自然に整えることを重視してデザインしました。
糸リフトを長持ちさせる方法
糸リフトの持続期間はある程度決まっていますが、施術後の過ごし方や継続的なケアによって「どれだけ長く効果を実感できるか」は変わってきます。
効果をできるだけ長く維持するために意識したい生活習慣と、継続的に取り入れるべきケアの考え方について解説します。
糸リフト後の生活習慣を整える
糸リフトの効果を最大限に引き出し、長持ちさせるためには、施術後の生活習慣の見直しが欠かせません。
■喫煙
血流を悪化させ、コラーゲン生成を妨げるため、術後の回復を遅らせる可能性があります。
■飲酒
血流を促進し、腫れや内出血を悪化させるため、少なくとも施術後1〜2週間は過度の飲酒を控えてください。
■激しい運動・サウナ・長時間の入浴
体温を上昇させる行為は、炎症や腫れの悪化につながります。施術後1〜2週間は過激な運動やサウナを避けましょう。
■髭剃り
糸がなじむまでは、違和感を感じることがあります。また、糸のゆるみを防止するため、強く引くような剃り方は控えてください。
■日焼け
施術後の皮膚は紫外線ダメージを受けやすい状態にあるため、外出時はUVケアとして日焼け止めをこまめに塗り、直射日光を避けるよう心がけましょう。
定期的なメンテナンス施術で効果の持続期間を延ばす

糸リフトの効果は、素材にもよりますが、半年〜2年が一般的な持続期間の目安です。
糸が体内で吸収(加水分解)されることで徐々に効果も弱まっていくため、効果が切れる少し前に再施術を検討することで、引き上げ効果を維持し続けられます。
また、糸はただ引き上げるだけでなく、溶けていく過程でコラーゲン生成を促進する働きがあるため、定期的に施術を続けることで皮膚そのもののハリが底上げされ、長期的な若々しさにつながります。
これはほうれい線やマリオネットラインの予防にも効果的です。
糸リフトを受けるクリニックを選ぶ方法
糸リフトの仕上がりや満足度は、どのクリニックで受けるかによって大きく変わります。
ここでは後悔しないために押さえておきたいクリニック選びのポイントを、具体的な判断基準とあわせてご紹介します。
大手だから安心というわけではない
「有名なクリニックだから安心」「メンズ専門だから自分に合っていそう」と感じる方もいらっしゃいますが、こうしたイメージだけで判断してしまうと、ご自身にとって最適な選択を見落としてしまう可能性があります。
大手クリニックであること・メンズ専門であること自体が、必ずしも仕上がりの質や技術力を直接示すものではありません。
クリニックの規模やコンセプトではなく、実際に施術を担当する医師の経験や設計力が糸リフトの仕上がりにおいて重要です。
複数のクリニックでカウンセリングを受け、提案内容・費用・医師の説明を比較したうえで、ご自身が納得できる選択をしてください。
医師個人の技術力で選ぶ
クリニック全体の評判が高くても、実際に施術を担当する医師が経験豊富かどうかは別の話です。
クリニックによっては、経験の浅い若手医師が担当するケースもあります。
また、クリニックの公式サイトに名前の記載がない非常勤医が施術を担当するケースもあります。
カウンセリングの際には「誰が施術を担当するのか」「その医師の施術実績や経験年数はどれくらいか」を必ず確認しましょう。
加えて「万が一の際にきちんと対応してもらえるのか」まで確認しておくと安心して施術に臨めるでしょう。
症例写真を確認する

糸リフトのクリニックを選ぶ際は、男性の症例写真が公開されているかどうかを確認してみましょう。
女性の症例しかない場合、男性特有の皮膚状態への対応経験が少ない可能性があります。
ビフォーアフターの写真では、仕上がりの自然さを確認するうえで非常に参考になります。
いかにも引っ張りすぎた不自然な仕上がりになっていないか、左右対称が保たれているかといった点も、症例写真から読み取ることができます。
口コミも参考にする

口コミを見る際に注目したいのは、担当した医師への評価が具体的に書かれている口コミです。
「仕上がりが自然だった」「医師の説明が丁寧で安心できた」「希望通りの本数で対応してもらえた」といった内容は、信頼性の高い情報です。
性別に関わらず、医師個人への評価が書かれている口コミを中心に参考にしましょう。
カウンセリングの満足度を重視する
最終的なクリニック選びの判断基準として、カウンセリングの満足度も大切にしましょう。
以下の点を確認してみてください。
- 疑問や不安を十分に解消してもらえたか
- 提案された本数や料金の根拠が納得できる説明だったか
- 不要なオプションや追加料金を過剰にすすめられなかったか
- 担当医師を信頼できると感じられたか
カウンセリングで「なんとなく違和感があった」「急かされた」と感じた場合は、他のクリニックでも意見を聞いてみましょう。
納得できるまでカウンセリングを重ねることが、後悔しない選択につながります。
メンズの糸リフトは実績豊富なノア美容クリニックへ

4,000件以上*の実績をもつ田中医師を指名できる
* 2022年4月~2025年9月現在/田中院長の実績
当院は、糸リフトの施術実績が4,000件以上*を誇る医師を直接指名できます。
経験豊富な医師が担当することで、男性特有の皮膚状態にも適切な設計と施術が可能です。
「誰が施術するかわからない」という不安を感じることなく、施術に臨める環境を整えております。
男性特有の状態に合わせて長持ちするデザインで施術する
男性の皮膚は女性と異なり、厚みや筋肉量が異なるため、同じ施術設計では効果の差が生じます。
ノア美容クリニックでは、男性特有の皮膚状態・たるみのパターンを考慮したうえで、糸の種類・本数・挿入の深さと方向を最適に設計します。
痛みやダウンタイムに配慮した施術を提供している
「痛いのが怖い」「仕事を休めない」という男性の声に応えるため、当院では痛みとダウンタイムの軽減に注力しています。
施術にはカニューレ麻酔を使用しており、糸を挿入する際の痛みを極力抑える工夫をしております(別途料金:税込5,500円)。
「男性だから痛みを我慢すべき」ということは一切ありません。
仕事への影響を最小限にしたい方も、ぜひカウンセリングでご相談ください。